生徒たちは、生まれたときからコンピュータや電子玩具、ゲーム機そして携帯電話に囲まれた社会環境の中で過ごします。例えば、ゲームやチャット、仮想世界の探検、そしてネットでの情報検索など、デジタル機器を大人と同様に使いこなし、一見すると、デジタルテクノロジーを 使いこなしているようにとらえられるが、ここには一つの問題があります。
それは、多くの場合、ただ デジタルメディアを使っているだけで創造力を発揮しているわけではないということです。例えば、対話型ゲームやアニメーション、シミュレーションに触れて満足しているだけで、自分自身の作品を作り出してはいない。これは本当の意味でデジタルテクノロジーに堪能だとは言えません。こ れからのデジタル社会を生き抜くために、学びの過程で、創造的に考え、体系的に推論し、協力して成し遂げていくスキルを身に付けていくことが大切であると考えています。
本学級の生徒は、情報に関する技術に関して、1学年では、アプリケーションソフトウエアの活用や情報通信ネットワークについて学習してきました。2学年では、これまでの学習をもとに、自らコンピュータを活用する、プログラミングの技法を習得し、自分の意図に合った動作をさせる能動的 な活用に発展させたいと考えています。
2016.10.27