授業・ワークショップ紹介
全国で行なわれているプログラミングの授業やワークショップの指導案・レポートを紹介します

【ケーススタディ】小学2年生 グループワークで協力しながら課題を解決

世田谷区立 東玉川小学校 田口 彩香 
実施日
平成30年3月19日
科目
学級活動
目安時間
45分×2(1, 2時間目)
場所
ランチルーム
対象
小学2年生(7〜8歳 )26人
使用言語・教材
プリモトイズ キュベット 
使用機材
プリモトイズ キュベット 10台
公式サイト

とりくみのねらい・きっかけ

①ロボットの機能を生かして友達と協力し、操作する、遊ぶ楽しさを味わい、交流を通して、友達と一緒に活動する良さや自分の良さを感じることができる。
②ロボットの「繰り返し」処理について知り、機能を活用して課題を解決し、ロボットを操作する楽しさを感じることができる。

とりくみの内容

コーディングブロックの働きも自分たちで発見

マップの上でキュベットがうごく様子を見せて、操作方法等キュベットについて知ります。そのあと、2~3 人の グループに分かれ、子どもたちはブロックの意味を自ら調べていきます。実際に手で動かし考えながら、ブロ ックとキュベットの関係を探ります。

子どもたちが目標を設定し、ゴールする方法を探る

青ブロックも含め使い方の答え合わせをした後は、キュベットを自ら操作して課題をクリアしていきます。 お題を 3 つほど解いた後、子どもたちはグループ内で目標設定をし、自由に楽しくキュベットを動かしました。

概要

学習の流れ

導入 3分
●キュベットの紹介/マップの上をうごく様子を見せる。
①キュベットについて知る。
操作方法の説明・電源ボタン、スタートボタンの確認。

展開 27分
●キュベットをうごかしてみよう。
ブロックの意味を調べる。
②ブロックの意味を調べる。実際に動かして、赤・黄・緑のブロックの意味を調べる。
③ブロックの意味の確認、青ブロックの使い方のヒント
④青ブロックの意味を当てる。答え合わせ。

●キュベットを操作して課題をクリアしよう。
⑤キュベットをお城まで案内しよう。P→お城
⑥王様からのおつかいをすませよう。お城→町→お城
⑦港へ行って泳げるキュベットに変身しよう。P→港
⑧グループでスタートとゴールを決めて自由にキュベットを動かしてみよう。

まとめ 9分
●授業の振り返りをしよう。
⑨感想の記入、振り返り、片付け

指導・ファシリテーション上の留意点・工夫

・導入では、ロボットやマップを見せ、必要最低限の説明にとどめ、子ども達の関心が高いまま活動に入り、ブロックの意味を考えさせた。
・レベル1~レベル6のように活動を冊子にまとめたワークシートを配り、自分達の進度で課題をクリアしていけるようにした。
・繰り返しブロックの使い方が分からないグループがないように個別に声をかけて机間巡視をした。

実施した感想

子どもたちは、以前に矢印ブロックを使って操作をするロボットのプログラミングを経験しており、ロボットへの関心が非常に高かったため、意欲的に活動していた。事前の説明が少なくても、自ら考え、友達と相談をして答えを見つけようとする姿が多く見られた。また、顔があることで前後がわかりやすく、迷うことなく扱えていた。

(子どもの感想)
・リモコンがあっておもしろかったです。
・ブロックがどっちに進むかわからなくて当てるのがおもしろかったです。
・グループのみんなで何色のブロックかを考えて、上手くキュベットが動いた時はとってもうれしかったです。
・ゴールまで行けてうれしかったです。失敗した時は、何でだろうと思いました。
・キュベットくんは、かおが付いていたのでとても楽しかったです。
・グループで考えたので、色々な考えが出てきました。
・青いブロックは繰り返しができて楽しかったです。

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