プログラミングの考え方と創造力+想像力を育むこと
導入 30分
講義:どうしてプログラミングなの?
AI時代になぜプログラミングの考え方が必要なのか、イギリスやスペイン、エストニア、モンゴルの子どもたちの学習の様子を見ながら説明。
1)AI時代に必要な教育についての説明
2)AIと人の能力がどう違うかについての説明
3)プログラミング的思考の必要性についての説明
ねらい:なぜプログラミング的な考え方が必要なのか理解すること
展開 前半30分+後半40分 合計70分
(前半)キュベットの動かし方などの説明
「キュベット学校へ行く」の教材シートを使用し、「キュベットお城へ行く」の物語に沿って、グループごとに動かしてみる。木を切り倒し、木から船を取りに行く時には、普通に置くとブロックの数が足りない。どうしたらよいだろうと考えさせ、ループを使うことを見つけさせた。
ねらい:目的に照らし、どのようにプログラムを組めばよいか、考えることができる。
ループの意味を理解すること。
(後半)リンゴ太郎の物語と簡易シートを見せ、各自ものがたりを考えさせる。物語に沿った、カバーをキューベットにかぶせ、動かしてみる。
ねらい:プログラミングの考え方を用い、自分の物語を創作する活動を通し、創造性を育むこと。
まとめ 20分
各自創作した物語を発表する。
ねらい:自分以外の人の物語も聞くことにより、いろいろな物語ができることを知る。
単なる遊びにならないよう、なぜプログラミングが必要なのかに関する話をきちんと行ったこと。およそ、下記のような話をしました。
「IT化時代の情報教育では、ハイパーテキストを用いてホームページを作るなど、ソースコードを学ぶことが情報教育の中心でした。一方、AIは一定の規則に従って機械的に学習を行うことを得意としています。つまり、AI時代には、一定の規則通りにソースコードを書く仕事は不要となり、初級プログラマの仕事はAIが行うようになり、大量にプログラマが失業する時代になるでしょう。その代わり、どのような職に携わる人にも、プログラミング的な思考、つまり自分でソースコードを書く必要はないが、目的に合わせたアルゴリズムを自分で組み立てる思考が必要となります。そういった思考は小さいときに学んでおけば、身体的な感覚として身につけることができます。」
2018.06.14