本教材は、児童の持っているラズベリーパイ同士を接続し、プログラムが次々にリレーしていく仕組みを作って、作品づくりに活用しました。4人1組のグループで作品を制作するが、ラズベリーパイは1人1台ずつ使用し、プログラミングも各自が行いました。個人の作業とグループ活動が一体となって進行する学習です。
各自がプログラミングを行うことで、グループ活動に見られがちな、人任せにして自分の意見を言わないということはなく、一人一人が責任感を持って自分の考えをまとめられるようにしようと考えました。
制作の過程では、グループ内でアイデアを交流し合い、友達の意見を取り入れながら自分の発想をより豊かなものにしていく経験をさせていくことを狙いとし、さらに個々の作品がより良いものになることがグループ全体の成果につながることを意識させながら取り組ませたいと考えました。また、発表をコンテスト形式で行うことで、グループで協力しあって学習を進めることへの意欲が高まるよう工夫しました。コンテストでは、児童に各グループが何章にふさわしいかを投票させました。
2016.10.27