ファブボット
は、3Dプリンターでつくられたカラフルな樹脂パーツや電子部品を、アクリルの筐体と透明なプラカップに納めた手作り電子工作感の強いコミュニケーションロボット。4-5時間で作ることができ・1人1台を所有して自由に作り変えることができます。
目と口(LED3つ)と首の上下左右(サーボモーター2個)のコントロールによる身振りに加え、テキスト入力した言葉を音声合成で喋ることができます。機能をシンプルにすることでより楽しく直感的にプログラミング学習が始められるようになっています。
オープンソース・Mugbotのシステム をベースにディジタルファブリケーションを活用したDIWO(Do it with others)の世界へと誘うメディアとしてのコミュニケーションロボット、また、電子工作初心者である自分自身のためのIoT入門教材として
ファブラボ関内に集まった有志メンバーと共に開発しました。2014年11月のメーカーフェアにてデビュー。
Scratchで操作できることで全くのプログラミング初心者にも対応できます。また、中級・上級者はオリジナルのロボットやIoT製品の開発など、プログラミングだけでなく回路設計・3Dモデリング・パーツ製作など、ハードウエアを含めた学習へのステップとなるように考えられています。
そのために個人で入手しやすい電子部品やケーブル類、センサーなどのアナログ入力に強いarduinoと通信に強いRaspberry-Piなど、ネット上で応用事例が多く公開されているもので構成されているというMugbotの特徴に加え、3Dプリンターやレーザー加工機といったデジタルファブリケーション機材でつくられ情報公開された、オリジナルかつ自由に応用しやすい改変可能なオープンソースパーツで構成されています。
ソフトとハード両方に精通し自分のつくりたいものを自分で短期間に開発し、活動に役立てていくことができる人材育成を目指して開発がされています。
キットの購入・ワークショップなどのご依頼に関しては
下記の連絡先までお問い合わせをお願いいたします。
安永健二
yasunaga@a01.itscom.net
PCのマイクや拡張センサーボードをトリガーとした反応などを使うことで、例えば病院や図書館といった公共施設などでの受付ロボットや展示補助など、いろいろなシチュエーションを想定した活用方法など、ロボットが実際の現場で活躍するシーンを考えるプログラミングワークショップなどができます。
・ファブボット・PC(優先Lanケーブルで1対1で接続)USB電源アダプター(Wi-Fi環境不要)
・推奨学年 中学生
・推奨時間 50分
・学習の流れ
概要説明5分
Scratch操作説明15分
プログラミング10分+10分
(途中で一度確認作業)
お互いで見せ合う10分
・指導・ファシリテーション上の留意点
テーマ設定を用意しておくと流れがスムーズになる。
例:数十種類のテーマ
(図書館/病院/カフェなどのくじ/人数X2以上のテーマを用意・2枚引いて好きな方を選び自分のテーマとする。
・ファブボット・PC(優先Lanケーブルで1対1で接続)USB電源・各種センサーなど
・推奨対象 linux環境でのプログラミング経験者 arduino Raspberry-pi経験者
・推奨時間 4〜5時間
・学習の流れ
概要説明10分
fabbot操作説明15分
Scratchプログラミング20分
テーマ決めと改造作業
Arduinoだけでセンサーをつないでみる
Raspberry-piをつなげてセンサーの値からコントロールできるようにする。
お互いで見せ合う10〜20分
・指導・ファシリテーション上の留意点
プログラミングとハードの両方に詳しいファシリテーターが必要
できたものは共有できるように環境を整えておく。
その他、MAKING&PROGRAMMING WORKSHOPなど
パーツの組立から始めるワークショップなども可能です。
半田ごて、ニッパーやドライバーなどの工具なども必要になります。
プログラミングだけでなく回路設計・3Dモデリング・パーツ製作など、ハードウエアを含めた学習へのステップとなるように考えられていますので、タブレット上でのゲーム作成だけでなくぜひ実際に動くものづくりにいろいろチャレンジしてみてください〜。
2016.10.27