授業・ワークショップ紹介
全国で行なわれているプログラミングの授業やワークショップの指導案・レポートを紹介します

レゴの車を動かして物語を作ろう

実施日
2016年6月ー2016年11月
使用言語・教材
LEGOwedo2.0
使用機材
windowsタブレット、iPad
対象
中学部2年生 国語・数学Dグループ
参加人数
中学部1年生34名
中学部2年生20名
中学部3年生28名
授業名
職業・家庭(情報)

とりくみのねらい・きっかけ

・問題解決的なアプローチによる情報リテラシーの基礎能力を育成する。
・タブレット端末の画面上の2つのブロック(速さ・時間)の数値を増減させ、実物の車を目的地まで正確に動かす。
・撮影した動画をアプリ「ロイロノート」に取り込み、物語の一場面として活用する。

この授業は、「YouthSpark: Programming for all」Microsoft × CANVASによるプロジェクトの一環で実施をしております。

とりくみの内容

①WeDo2.0の画面の「2.速度」のガイダンスに従って、レゴの車を制作する。

*車を制作するのに必要なブロックをあらかじめ選定


②速さと時間のブロックを画面上で組み合わせる。


③タブレットとレゴの車をBluetoohで接続し、タブレットの画面上で操作する。


④スタート地点からゴール地点までタブレットで操作して車を動かす。


⑤ゴール地点でぴったり正確に止めることを目標に、画面上の速さと時間の数値をどう増減させればいいかを実際に操作して取り組む。


⑥ゴールまでの距離や場所を変え、数値を調整して操作する学習に取り組む。


⑦レゴの物語の登場人物を乗せ、ゴール地点まで車を動かす画面を動画モードで撮影する。


⑧動画ファイルをロイロノートに取り組み、物語を引き続き制作する。

指導・ファシリテーションの工夫

・レゴブロックの種類が多く、制作時に時間がかかったりブロックを間違えてしまったりするのを防ぐため、車を制作するのに必要なブロックをあらかじめ選定しておいた。
・車を操作するプログラミングの見本となる画面上での組み合わせをハンドアウトとして準備した。
・ゴール地点で車を正確に止める操作に慣れるため、様々な距離や場所を設定し、繰り返し取り組むようにした。
・あらかじめ物語の制作に取りかかっておき、撮影した動画を主人公が車で別の登場人物や場所に移動する際に活用できるよう、イメージ作りを丁寧に行った。

評価・振り返り

以前からロイロノートによる物語作りに取り組んでいたため、レゴに慣れ親しんでおり、今回はそのレゴをタブレットで動かすことができるという点に非常に興味をもって意欲的に取り組むことができました。それぞれの生徒が自分なりに試行錯誤して、速さや時間の数値を何度も調整し、目標に到達することができるようになりました。Bluetooth接続や動画の撮影なども自分たちでできるようになり、タブレットの活用の幅も広がりました。

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