とりくみ紹介
全国の学校や自治体、団体や企業によるプログラミング教育のとりくみを紹介します。

静岡大学クリエイティブアーツワークショップ実行委員会

代表 : 遠山紗矢香 学術研究員
実施日
不定期
使用言語・教材
ScratchまたはPyonkee
使用機材
PCまたはiPad
対象
小学校高学年程度
定員:20名程度(会場のサイズおよびファシリテータの人数による)
参考資料
『小学生からはじめるわくわくプログラミング』(阿部和広著)、『教室にマイコンを持ち込む前に』(三宅なほみ著)、『コンピュータ教育の銀河』(戸塚滝登著)、『マインド・ストーム』(シーモア・パパート著)他。
主な研究成果
遠山紗矢香・猿渡俊介・横山昌平・高口鉄平・竹内勇剛 (2015)。 個人の創造性を引き出す協調学習:ジグソー法によるビジュアルプログラミングワークショップ。 『日本教育工学会第31回全国大会講演論文集』、 557-558。
遠山紗矢香 (2015)。 協調的な学びとプログラミング。 『高校教科「情報」シンポジウム2015秋資料集』、 1-7。
遠山紗矢香・松澤芳昭・竹内勇剛 (2016)。 協調学習からみたプログラミング学習におけるインタラクションの可能性。 日本認知科学会第33回全国大会におけるオーガナイズドセッションの企画。
ファシリテーション上の工夫
・子供たち同士のかかわり合いを重視する。
・大人はファシリテータとして振る舞う。
・日常生活とプログラミングの間をつなぐための活動を設ける。
・ワークショップ終了後も自宅等で活動を続けることを奨励する。

概要

静岡大学情報学部に縁のある研究者6名が、地域貢献活動の一環として2014年度にはじめた活動です。最近では、徒歩圏内に立地している本学教育学部附属浜松小学校の協力もいただきながら、活動をますます充実させています。これまでに三回のワークショップを実施してきました。

コンセプト

プログラミングを動的でパワフルなメディアと捉えることで、プログラミングの可能性を最大限に引き出そうとしています。その中には、自己表現の手段としてのプログラミングや、プログラミングで算数や理科の概念を学ぶことも含まれます。

とりくみのねらい・きっかけ

プログラミング教育の実践研究を専門とする研究者だけでなく、文系も含む多様な研究者で委員会を構成しているため、毎回異なる先進的なワークショップが企画されます。ワークショップの実践および評価は、研究の一環としても位置付けられています。
すべての子供たちに機会を提供するために、参加希望者のプログラミング経験は不問とし、未経験者も楽しく参加できるよう内容を工夫しています。

ワークショップ紹介