教材紹介
プログラミング言語や関連教材、関連書籍を紹介します。

遊べる!わかる!みんなのプログラミング入門

概要

「つかう人」から「つくれる人」に

遊べる!わかる!みんなのプログラミング入門は、文部科学省が運用しているサイト 「プログラミン」 を用いて、小学生でも楽しみながらプログラミングの基本が身につく書籍です。プログラムを「使うだけの人」ではなく「創れる人」になるのが本書のゴールになります。
具体的には、まず単純な動きから基本を学び(入門編)、複雑な動き、複合的な動きを組み合わせていくことにより(応用編、チャレンジ編)、実際のプログラミングに必要な条件分岐や変数などの考え方を自然に身につくよう工夫しております。また、子どもたちの集中力が維持継続できるよう、子どもたちによくいる三人のキャラクターたちが愉快に誘導してくれます。

ワークショップ例

NTTデータ こどもIT体験プログラミング入門教室

・必要なもの:インターネットに接続されたパソコン
・推奨学年:小学校1~6年生
・推奨時間:90分以上

・学習の流れ:
講師と一緒に、本書に掲載されているサンプルアニメーションの作成を通じて、基本的なプログラミングの概念とアルゴリズムを習得します。その後、自由制作時間を取り、自らオリジナルのアニメーションやゲーム作成に取り組みます。
作品が完成したら発表会を行い、工夫した点などを、子どもたち同士で学び合います。

自ら考えたプログラムを動かして試行錯誤していくことで、自然に表現力や論理性を獲得し、創意工夫する楽しさを獲得することを目的としています。そのため、自由制作時間を設け、自ら考える時間を大切にしていますが、フォローアップスタッフは4~5名に1人は配置し、ひとり1人の子どもの理解度合いに合わせて、適切なタイミングでヒントを与え、苦手意識を持つことなく、達成感を得られる配慮しています。

また、プログラミング体験を一過性で終わらせずに、自宅や学校での自律的な体験の継続を推奨しています。そのため、ワークショップで利用するプログラミングソフトは、無償で利用できるものを選定し、特別な環境なしに、継続して取り組める工夫をしています。また自宅での継続性を高めるには保護者の協力が鍵であるため、同伴していただく保護者も子どもの横に座って一緒に体験内容を理解していただき、プログラミング学習の意義に共感して頂けることを意識しています。

・イベントレポート:
 https://inforium.nttdata.com/event/kids-programming.html
 https://inforium.nttdata.com/event/kids-programming20160730.html

こどもたちへのメッセージ

この本では、みなさんといっしょに、プログラミングにチャレンジしていきます。
プログラミングの特徴は、パソコンをうごかすための命令を作るとき、日本語や英語のような人間の話すことばではなく、「パソコンが読み取れる特別なことば」を使うことです。

「むずかしそう」と思うかもしれませんが、心配はいりません。この本で使つかう「プログラミン」ということばは、形のちがうキャラクターが28種類あり、それぞれの形がパソコンへの命令をあらわしているので、はじめてチャレンジする人にも、とてもわかりやすくなっています。自分で絵をかいたり、もともとある絵えをえらんだりして、その絵えをどううごかすかを考えながら、キャラクターをえらんでいくと、命令どおりに絵がうごき出します。

ちょっと工夫すれば、オリジナルのアニメーションやゲームが、かんたんに作れるのです。また、プログラミングをつうじて、「順序よく物事ごとを考える」という力を、自然に身につけることもできます。さあ、ポッチー、ウサミン、ニャン太の三人とプログラミングの世界に飛び込んでみてください!

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