とりくみ紹介
全国の学校や自治体、団体や企業によるプログラミング教育のとりくみを紹介します。

NPO法人山梨情報通信研究所

実施日
使用言語・教材
ScratchJr、Scratchなど *ワークショップ内容による
使用機材
iPad、PCなど *ワークショップ内容による
対象
子ども世代、学生・親世代、シニア世代の3世代

概要

山梨情報通信研究所は、情報通信に係る技術やシステムを活用した地域情報化社会の発展、地域経済の活性化、福祉の増進、地域コミュニティ支援等の活動による地域社会の振興に寄与することを目的としたNPOです。この目的を達成するため、山梨県下の4大学と県内産業界とが産学連携で活動を進めています。

具体的な活動は5つのワーキンググループ(WG)に分かれて取り組んでおり、「農業ICT・流通-WG」「医療・福祉WG」「教育・人材育成WG」「製造業ICT-WG」「M2MプロジェクトWG」が活動を行っています。このうち、プログラミング学習に関する活動は「教育・人材育成WG」で行っています。

「教育・人材育成WG」では、「三世代生涯学習大学」という名称で、2015年度からプログラミング学習の新しい場の創造を試行しています。「三世代生涯学習大学」とは、子ども世代、学生・親世代、シニア世代の3世代が、プログラミングや電子工作などのワークショップを通じて、異世代交流をすることで地域活性化をしようというプロジェクトです。少子高齢化の進む昨今、異世代交流の機会はますます重要になっています。異世代交流というと、とかく年齢の高い世代から低い世代への情報移転(例:伝統的な遊びをシニア世代がこども達に教える)が中心になりがちですが、幅広い年齢にとって新鮮なテーマであるプログラミング学習をテーマとすることで、理解の速いジュニア世代からシニア世代への情報移転が起こるなど、世代間の交流が活発になり、シニア世代の活性化も期待できます。

2015年度には、「iPadとScratchJrを使った、動くクリスマスカード作り」を笛吹市の「山梨英和プレストンこども園」で「三世代生涯学習大学」の試行として実施し、5~6歳の子ども(11名)、その母親(8名)、シニア(6名)が参加しました。
2016年度には、南アルプス市で「三世代生涯学習大学:シューティングゲームを作ろう~スクラッチで学ぶ3世代プログラミングワークショップ~」を開催しました。