とりくみ紹介
全国の学校や自治体、団体や企業によるプログラミング教育のとりくみを紹介します。

ラボ新浦安・ラーニングセンター新浦安

代表 : 君塚広さん
実施日
授業 月2回(1回100分)
イベント 不定期
使用言語・教材
Scratch *授業、イベント内容による
使用機材
PC、LEGO Mindstorms *授業、イベント内容による
対象
小学5年生~中学3年生

概要

ラーニングセンター新浦安は、ブロック教材を用いた子ども向け教育を幼児から小中学生までに提供する教室です。私は小学高学年・中学生クラスでレゴマインドストームを使用したロボット製作やScratchを使ったプログラミングのアクティビティを実施し、節目ごとに、競技会、プレゼン会をファシリテートしています。

小学高学年・中学生クラス生徒は現在23人おり、その半数が小学生高学年です。
ラボ新浦安のプログラミング学習はScratchを中心に行っています。 当教室の場合、プログラミング技術の向上もさることながら、それを「自己表現活動」と考えています。

授業は月2回で、1回の時間は100分です。また、月一回「カフェ」と称して教室を自由に開放していますし、機会を見て外部のワークショップや学校見学に生徒を連れていきます。

2012年は最上級クラスの3名が「Scratch@MIT 2012」という米MIT(マサチューセッツ工科大学)で開催されたイベントに参加し、自分たちの作品をプレゼンしました。彼らの代は結びつきが強く、教室卒業後も高校生でありながらSILという団体を設立し、自主的にScratchを使った小中学生向けのワークショップを提供しています。

とりくみのねらい・きっかけ

ラーニングセンター新浦安は、当初ブロック教室だけでしたが、延長線上の学びとしてロボティクスやプログラミングを取り入れたカリキュラムを作成し始め現在にいたります。
インターネット、ゲームを「使う人」から「作る人」への変化は、デジタル機器に慣れ親しんでいる小学高学年、中学生の数少ない、実質的、自発的、能動的な自己表現の機会となり、友だち同士認め合う交流の中で自信を深めてゆく活動になります。

このことは進路の自己決定や、抽象的な学問的探求、複雑な社会問題解決のチャレンジに対して内面の基盤となると思います。

授業・イベント内容

授業

月2回(1回100分)小学5年生~中学3年生(1クラス4名)を対象に、LEGOマインドストーム、Scratchを活用した授業を行っています。同一テーマでも、生徒のスキル、状況にあわせて個別に最適な製作目標の設定し、機能だけでなく個性的な表現にも着目しています。

流れ: 簡単なレクチャー・ハンズオン → 設計 → 製作 → プレゼン作成  → イベント

「パフォーマンスロボサッカープロジェクト」(4-7月)

イベントビデオ:

「教室内ファーストレゴリーグプロジェクト」(8-12月)

イベントビデオ:

「ScratchDay URAYASU プロジェクト」(1月-3月)

イベントビデオ:

イベント

ラボ教室のカフェをオープンにして、初心者の子たちが初めてのプログラミング体験ができる場作りをしています。Scratch初心者の子にはレクチャーを行います。また、すでにプログラミングしている子たちがMinecraftの作品やScratchの作品を見せあったり、発表するイベントも開催し、プログラミングに取り組んでいる子たちにとっての出会いの場となっています。

「Scratchウェルカムワークショップ」
「レゴ・Scratch・マイクラカフェ」
「うらやすScratcherオフ会」
「ScratchDay URAYASU」

イベントビデオ: