とりくみ紹介
全国の学校や自治体、団体や企業によるプログラミング教育のとりくみを紹介します。

NPO法人HITOプロジェクト

使用言語・教材
NXTソフトウェアおよびEV3ソフトウェア
使用機材
レゴ マインドストームNXTおよびEV3
対象
小学3年生〜中学生

概要

平成19年3月16日に熊本県知事認証を受け、3月27日設立。 青少年の理科・科学離れが進み、工業系への進学が減少傾向にあった中で、「モノづくり」体験を通して青少年に論理的に物事を考える力と問題解決能力を涵養し、将来さまざまな分野で活躍できる人材育成を目的に活動を行っています。

現在は小中学生を対象に、ロボット教材を使ったロボット・プログラミング教室や競技会等を主に開催中。このような「モノづくり」体験を、高等教育機関への進路選択を始める時期より前の段階で体験でき、工学分野への興味関心を引かせるとともに、達成感を得て楽しく学ぶことができる場を提供しています。

とりくみのねらい

現在主に行っているロボット・プログラミング教室では、子どもたちの「モノづくり」に対する興味関心を引き出すだけでなく、プログラミング体験による論理的思考、課題への挑戦と試行錯誤による課題解決能力、ペアで協力することによるチームワークなどを体感し、それらを育むことを目指しています。

まずは親しみを感じてもらうために、自らつくったものを自らで動かすという「つくる」×「動かす」の相乗効果で楽しむことが大事です。国際競技会の地区予選会も運営しているため、継続的に取り組む意欲がある子どもたちには出場するための指導も行っています。自分たちで競技攻略のためのロボットとプログラムを考え、つくり、実際に動かして試し、結果から問題点を把握して改良する「PDCAサイクル」を回しながら制作していくことで、モノづくりや物事の進め方を学び、国際大会で競うことを目指し、熊本から世界に通じる子どもたちの育成に取り組んでいます。

設立当初はこの取り組みはいくつかの活動の中の1つであり、まだプログラミング教育が注目されていない時期でしたが、子どもたちが楽しそうに、そして真剣に試行錯誤しながら取り組む姿と、その様子を嬉しそうに見守る親御さんたちを見て、これから必要であり、社会から求められるものになると感じ、重点的にロボット・プログラミング教室に取り組むようになりました。

とりくみ内容

ワークショップコース例

①ロボット・チャレンジスクール(単発講座)

県内各地にて開催する出張教室。1~2回程度の単発講座。ロボットを組み立て、プログラミングソフトでロボットのモーターを回して動かす・センサーを使って制御する(順次処理)、くり返し処理、簡単な課題を行い、ロボットやプログラムに親しむ、初心者向けの体験教室。

②ロボット・サマークラブ(連続講座)

主に熊本市にて開催する3~4回の連続講座。競技コース走行という目標を設定し、その競技に向けてロボット組み立て、分岐処理、ライントレース(センサーを使った線をたどる制御)等の一歩進んだ内容を行う体験教室。希望者は競技会への参加も可能である。

※上記は活動の一例です。 その他に通年で行っている教室や、競技会向けの講習会なども開催しています。 詳細は公式サイトをご覧ください。