とりくみ紹介
全国の学校や自治体、団体や企業によるプログラミング教育のとりくみを紹介します。

鴎友学園女子中学高等学校

使用言語・教材
Scratch、Hour of Code、Pepperなど
使用機材
Chromebook、iPadなど
対象
高校生

概要

世田谷区の中高一貫の私立女子校、1学年約240人,全校生徒約1450人。情報科の授業は、高校1年生で「社会と情報」2単位必修。後期1月からの授業で「プログラミング」を実施。5時間程度実施。その他、学校でPepperを購入し、高校2年生の選択授業でPepperのプログラミングを扱っています。クラブ活動では、「情報処理同好会」がPepperのプログラミングに取り組んでいます。

とりくみのねらい・きっかけ

スマホの活用、アプリの活用、Officeの活用などに慣れてきた生徒であっても、プログラミングがどういうものであるかの意識は薄い。プログラミングが、コンピュータやインターネット活用にどれほど関わってくるのか意識させ、プログラミングのイメージをしっかり持たせ、自身がプログラマーやエンジニアに将来なるかどうかに関わらず、情報化技術に積極的に関与できる社会人となって欲しいと考えています。

実践例①「Scratchプログラミング」

基本情報

対象:高校1年生
教科:情報科「社会と情報」
参加人数:40名×6クラス
使用言語:Scratch
使用機材:Chromebook ・iPad

授業の流れ

① Hour of Codeの利根川氏らによるレクチャー
② Hour of Codeサイトからの「マインクラフト」を選ぶ
③ 各自のペースで学習を進める
④ 最終ステージまで進んだ生徒には、別コースを勧める
⑤ 『Scratchではじめよう!プログラミング入門』を参考に、シューティングゲームを作成

実践例②「Pepperプログラミング」

対象:高校2年生
教科:選択「情報実習」

授業の内容

高校2年生の芸術系の選択科目の一つに「情報実習」を設定。通年で2単位。2015年度選択者は1名。本校で購入したPepperと、Choregrapheを用意して、基礎基本の学習を実施しました。
プログラミングが画面内で完結するものではなく、実際に機器を動作させるものであること、どのようなプログラミングが実際の社会にどのような効果をもたらしているのか実感することを狙いとして行いました。

授業内容は、生徒の希望に合わせて、「初音ミク」等の音声ファイルで、Pepperに歌わせながら、適当な振り付けを行いました。本校の校歌やクリスマスの時期に合わせて「もろびとこぞりて」などを作成。曲に合わせての振り付けなど、非常に難しいところがありましたが、どのようなプログラミングで、ロボットがどのような動作を行うのか、具体的なイメージを持つことができました。