とりくみ紹介
全国の学校や自治体、団体や企業によるプログラミング教育のとりくみを紹介します。

墨田区立ひきふね図書館

対象
小学生 中学生
・学習するにあたり、難読などの困難のあるお子さん
・発達の遅れや、その心配のあるお子さん
*ご家族もご一緒に体験いただけます
*ワークショップ内容によってはクラス分けをします
使用言語・教材
ScratchJr、Viscuit、など
使用機材
PC、iPad

概要

墨田区ひきふね図書館では、障がいのあるお子さんやそのご家族を対象に「ひきふね図書館チャレンジワークショップ」という、プログラミングでアニメーションやゲームを作るワークショップを開催しています。このワークショップは、多様な背景を持つ子どもたちにSTEM学習の機会を届けていくために、Salesforce.orgとNPO法人CANVASが協働で行っているプロジェクトの一環として、2カ月に1度・休日に実施しています。
ひきふね図書館の職員とボランティアの皆様、株式会社セールスフォース・ドットコムの社員ボランティアに皆様、NPO法人CANVASスタッフがお届けしています。

とりくみのねらい・きっかけ

いま、多くのお家にパソコン、タブレットやスマートフォンなどがあり、デジタルツールはあったらいいなというものから、あって当たり前のものとなりました。

デジタルツールは手を動かすことが不自由でページをめくりにくい人も、タッチするだけでページをめくれ、読書困難者にとっても自分のペースで読み進むことができる、とても便利なツールです。さらに、自分でゲームを作ったり、アニメーションを作ったりすることができる創造表現のツールにもなります。
そんなデジタルツールの使い方を遊びながら学んでもらいたい。そんな願いをこめて、ひきふね図書館では、株式会社セールスフォース・ドットコムの社会貢献部門Salesforce.orgとNPO法人CANVASで実施しているSTEM(Science・Technology・Engineering・Mathematics)教育プロジェクトを通して、2016年2月から障がいのあるお子さんを対象にプログラミングで表現をするワークショップを開催しています。
ワークショップでは、図書館にある本の物語を楽しんで、さらに自分でもアニメーションやゲームを作ることに挑戦してもらっています。はじめてデジタルツールを体験するお子さんにも、基本的な使い方やデジタルでの表現方法をわかりやすくお伝えするため、ボランティアの皆さんとともに支援をします。

こどもたちとテクノロジーが出会い、自分で表現することを楽しめる場所をめざしています。